へんないきもの
深海魚や爬虫類は、長いこと「グロテスク」という雑なひと言で片づけられる、日陰者であった。
だが、今や書店では深海生物の写真集が売られ、動物園ではハダカデバネズミのぬいぐるみが売られている。
時代も変わったものだと思わされるが、潮目の変化は、やはりこの本によって生じたのであろう。
それまで「生き物の本」といえば、専門書か、マニア向けか、子ども向けのものでしかなかった。
巷にあふれる生き物本の始祖鳥ともいえるべき本書、ポピュラー・サイエンスの門を、ぐっと押し広げた功績は大といってよかろう。
誰も言わないから、自分で言ってみた。